競走の種類

■重賞競走 → 重賞グレードの表記方針
 性別以外の条件による出走制限のないステークス競走のうち、一定以上のレベルがあるものを3段階に分け、最も上位からG1、G2、G3に分類された競走である。すべての競走がリステッド競走でもある。ヨーロッパではグループ競走、アメリカ、日本ではグレード競走とも呼ばれる。アメリカでは、出走馬のレベルと総賞金によってグレードのランクを決定しており、頻繁に格上げ/格下げが行われているのに対し、ヨーロッパでは競走自体の位置付けを表すようである。日本では、国際的に承認されている重賞競走は12競走(G1はジャパンカップ、宝塚記念、安田記念、マイルチャンピオンシップのみ:2004年時点)しかない。
 →サンプル(チャーチルダウンズ競馬場2004年 5月 1日第10競走 ケンタッキーダービー)

■リステッド競走(準重賞)
 性別以外の条件による出走制限のないステークス競走のうち、一定以上のレベルがあるが重賞競走とされなかったものをいう。いかにレベルが高くても、性別以外の条件による出走制限があるものは、一般ステークスに分類される。リステッドとは、Listedのことで、競走馬のせりのカタログにブラックタイプ(太字)で競走名を載せることができる競走を指すことに由来する。
 →サンプル(キーンランド競馬場2004年 4月16日第9競走 ダブルドッグデアS)

■ステークス競走
 出走登録費用を払って上位入着馬で分けるというのが本来の形態。より強い馬による競走と位置付けられ、出走馬や競走のレベルによって重賞競走、リステッド競走(準重賞)、一般ステークス競走に分けられる。
 →サンプル(モンマスパーク競馬場2003年 7月 5日第8競走 ランプライターS)

■ハンディキャップ競走
 日本のハンデ競走と同じ一般競走だが、アメリカの場合、一般競走ではほとんど行われていないが、重賞競走の大部分がハンディキャップ競走である。ヨーロッパでは一般的な競走で、イギリスでは出走馬が20〜30頭の競走も珍しくない。
 →サンプル(ベルモントパーク競馬場2000年 9月22日第8競走)

■アロウワンス競走
 条件によって出走馬の斤量が決められている競走で、一般競走の中ではレベルが高い競走である。ヨーロッパや日本ではB級、C級などの賞金でクラス分けが行われるが、アメリカでは賞金とは関係ない条件(過去3ヶ月未勝利など)で出走条件が決められている競走がほとんどである。
 →サンプル(デルマー競馬場2003年 8月 2日第7競走)

■アロウワンスオプショナルクレーミング競走
 アロウワンス競走の出走馬に売却を認めている馬が含まれる競走。売却馬がいないこともあり、いても1〜3頭程度のことが多い。売却値は80,000〜100,000ドルといった高値の競走が多いようである。
 →サンプル(サンタアニタ競馬場2004年 2月20日第7競走 100,000ドル級)

■クレーミング競走
 出走馬が売りに出されている競走のこと。馬の代金があらかじめ決められており、代金によって斤量が変わり、安い馬ほど斤量は軽くなる。競走のレベルは、出走馬の売値で決まり、4,000ドル級から100,000ドル級まで(もっとあるかもしれない)、各地の競馬場で行われている。アメリカでは最も一般的な競走だが、ヨーロッパではそれほど多くない。日本では行われていない。道営競馬が行っているものは、厳密にはクレーミング競走ではない。
 クレーミング競走で買い手がついた馬は、競走がスタートすると同時に所有権が買い手のものとなるが、その競走の賞金は、売り手のものとなる。買い手が複数出た場合どうなるかは、不明。
 →サンプル(サンタアニタ競馬場2004年 1月 8日第4競走 25,000ドル級)

■メイドン競走
 メイドン(Maiden)とは、勝った事の無い馬のこと。未勝利の馬ばかりで争われる競走をいう。
 →サンプル(サンタアニタ競馬場2002年12月26日第9競走)

■メイドンクレーミング競走
 未勝利馬のみで行われるクレーミング競走のことで、もっとも下級の競走といえる。
 →サンプル(サンタアニタ競馬場2004年 1月 8日第8競走 28,000〜32,000ドル級)

マッチレース
 2頭のみで行われる競走のことで、18世紀の競馬では一般的な競走だった。近代競馬でも時折開催されるが、出走回避などでたまたま2頭立てになった競走はマッチレースとは言わない。


戻る