競走の種類

■グループ/グレード競走 → グレードの表記方針
 年齢及び性別以外の条件による出走制限のないステークス競走のうち、一定以上のレベルがあるものを3段階に分け、最も上位からG1、G2、G3に分類された競走です。すべての競走がリステッド競走でもあります。ヨーロッパではグループ競走、アメリカ、日本ではグレード競走とも呼ばれます。アメリカでは、出走馬のレベルと総賞金によってグレードのランクを決定しており、頻繁に格上げ/格下げが行われているのに対し、ヨーロッパでは競走自体の位置付けを表す傾向があり、格下げはあまり見られません。

■リステッド競走
 性別以外の条件による出走制限のないステークス競走のうち、一定以上のレベルがあるがグレード競走とされなかったものをいいます。また、いかにレベルが高くても、性別以外の条件による出走制限があるものは、一般ステークスに分類されます。リステッドとは、Listedのことで、競走馬のせりのカタログにブラックタイプ(太字)で競走名を載せることができる競走を指すことに由来します。

■一般ステークス競走
 出走登録費用を払って上位入着馬で分けるというのが本来の形態。より強い馬による競走と位置付けられ、出走馬や競走のレベルによってグレード競走、リステッド競走、一般ステークス競走に分けられます。

■ハンディキャップ競走
 日本のハンデ競走と同じ一般競走ですが、アメリカの場合、一般競走ではほとんど行われていないのに対し、グレード競走の大部分がハンディキャップ競走となっています。ヨーロッパでは一般的な競走で、イギリスでは出走馬が20〜30頭の競走も珍しくありません。

■一般競走(アロウワンス競走、コンディション競走、ナーセリー競走)
 条件によって出走馬の斤量が決められている競走で、一般競走の中ではレベルが高い競走です。ヨーロッパや日本ではB級/C級、500万下/900万下などの賞金でクラス分けが行われますが、アメリカでは賞金とは関係ない条件(過去3ヶ月未勝利など)で出走条件が決められている競走がほとんどです。

■一般(売却あり)競走(アロウワンスオプショナルクレーミング競走)
 一般競走(アロウワンス競走)の出走馬に売却を認めている馬が含まれる競走。売却馬がいない場合もあり、いても1〜3頭程度のことが多い。売却値は80,000〜100,000ドルといった高値の競走が多いようです。

■売却競走(クレーミング競走)
 すべての出走馬が売りに出されている競走のこと。馬の代金があらかじめ決められており、代金によって競走の斤量が変わり、安い馬ほど斤量は軽くなります。競走のレベルは、出走馬の売値で決まり、4,000ドル級から100,000ドル級まで(もっとあるかもしれない)、各地の競馬場で行われています。アメリカでは最も一般的な競走ですが、ヨーロッパではそれほど多くありません。日本では行われていません。
 クレーミング競走で買い手がついた馬は、競走がスタートすると同時に所有権が買い手のものとなるが、その競走の賞金は、売り手のものとなる。買い手が複数出た場合どうなるかは、不明。

■未勝利競走
 メイドン(Maiden)とは、勝った事の無い馬のこと。未勝利の馬ばかりで争われる競走をいいます。

■未出走競走/新馬競走
 未出走競走はフランスで、新馬競走は日本で行われている競走で、未勝利競走の中でも一度も出走経験のない馬だけで争われる競走をいいます。

■未勝利売却競走(メイドンクレーミング競走)
 未勝利馬のみで行われる売却競走のことで、もっとも下級の競走といえます。

マッチレース
 2頭のみで行われる競走のことで、18世紀の競馬では一般的な競走でした。近代競馬でもまれに開催されますが、出走回避などでたまたま2頭立てになった競走はマッチレースとは言いません。また、多頭数による競走中に2頭によるゴール争いとなった場合を日本ではマッチレースと呼ぶことがありますが、これは、本来の意味ではありません。


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